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本動画では、FPTコンサルティングジャパンの小杉より、日本国内における深刻的なIT人材不足の課題解決において「運用保守」を軸としたソーシングの在り方、そしてFPTが提供するマネージドサービスをご紹介します。
プレゼンテーションの概要
- ・自己紹介
- ・DXがもたらすIT部門・IT子会社におけるミッションの変化
- ・求められるミッションに立ちはだかる壁
- ・日本国内のIT人材市場動向
- ・これからの「ソーシングのあるべき姿」とは
- ・FPTのマネージドサービス
1.IT部門の進化とマネージドサービスの重要性
近年、企業のIT部門やIT子会社の役割は急速に変化しています。従来、これらの部門は安定的でコスト効率の高い基幹業務システムの提供に重点を置いていました。しかし、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展により、IT部門には先進IT技術を活用したビジネストランスフォーメーションの推進という新たなミッションが求められています。

2.新たなIT部門のミッション
IT部門の役割は、以下の2つに大別されます。
(1)基幹業務システムの安定提供
従来のように、業務システムを安定的かつコスト効率良く提供していきます。
(2)DXの推進と先進IT技術の活用
ビジネス側と連携し、最新のデジタル技術を用いたビジネストランスフォーメーションを推進すること。IT部門は単なるシステム提供者から、ビジネスの成長を支える重要な役割を果たす存在へと進化しています。

3.IT人材不足とノウハウの喪失
IT部門の進化に伴い、深刻な人材不足という課題が浮上しています。特に、高齢化による人材の自然減少と、新たな人材の確保が難しい現状が問題です。加えて、ベテラン社員が持つ企業固有のノウハウが失われることで、業務の継承が難しくなっています。
国内のIT人材市場では、2024年現在で約35万人の人材が不足しており、この傾向は今後も続く見込みです。2030年には約45万人の不足が予想されており、国内市場だけでは需要を賄いきれない状況です。
4.内製化とアウトソーシングの最適化
IT部門は限られた人材リソースを効果的に活用するため、以下の戦略が必要です。
(1)内製化(インソーシング)
企画構想や開発といった付加価値の高い業務は、引き続き内製化を推進し自社の強みとして活かします。
(2)アウトソーシング
システムの維持運用など、付加価値は低いが重要な業務は、アウトソーシングを活用して効率化します。
内製化とアウトソーシングを適切に組み合わせることで、IT部門は限られたリソースを高付加価値領域に集中させビジネスの成長をサポートします。また、アウトソーシングパートナーは最新のデジタル技術を内製化部門に教育・支援することで、相互に補完し合う体制を構築することが重要です。

5.マネージドサービスの役割
FPTのマネージドサービスは、ITの運用保守を中心に開発までを含めた包括的な支援を提供します。まずは運用保守を通じてお客様のビジネスシステムを深く理解し、キーメンバーを育成します。その後、オフショアのデリバリセンターを活用し、運用保守と開発の両面でお客様をサポートします。これにより、Time to Marketを加速し、お客様のビジネス成長に貢献します。
FPTのマネージドサービスは、ITの運用保守に留まらず、開発も含めた立体的な支援を提供することを目指しています。IT人材不足の課題を解決し、企業のDX推進を支援するパートナーとして是非ご検討ください。