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本動画では、FPTジャパンホールディングスの亀山より、旺盛な需要を踏まえ、FPTが注力しているレガシーモダナイゼーションサービスにおいて積み重ねてきた実績、リソースやサービススコープ等をご紹介します。


プレゼンテーションの概要

  1. ・自己紹介
  2. ・レガシーマイグレーションに関するFPTの取り組みと背景
  3. ・レガシーモダナイゼーションサービスにおけるFPTの経験
  4. ・レガシーモダナイゼーションサービスにおけるFPTのリソース計画
  5. ・レガシーモダナイゼーションサービスのスコープ
  6. ・レガシーモダナイゼーションサービス展開プロセス
  7. ・人材不足への対応
  8. ・人材不足への対応 ー全体ロードマップー

1.モダナイゼーション需要の拡大

近年、レガシーシステムのモダナイゼーションへの関心が高まっています。2022年には、FPTに約40件の問い合わせが寄せられ、特に富士通のメインフレームに関する相談が多くありました。しかし、2023年には、その数が数倍に増加し、急速に拡大する需要に対応するため、FPTはレガシーモダナイゼーションの専門組織を設立しました。


2.レガシーマイグレーション専門組織の取り組み

専門組織では、以下の3つの主要な活動を行っています。


(1)メインフレームの技術者集約と知識管理

CoE(Center of Excellence)チームを設立し、メインフレームの技術者を集め、ナレッジプールを通じて情報を一元管理しています。

(2)自社ツールの拡充

FPTは、既存の分析ツール、変換ツール、テストツール、リバースエンジニアリングツールを更に強化し、多様化するニーズに対応しています。

(3)アライアンスの強化

グローバルに優れたツールを持つ企業と提携し、メインフレームの人材を確保するためのパートナーシップを強化しています。

 

3.FPTのレガシーモダナイゼーションサービスの特徴


(1)マイグレーションの豊富な経験

  • 17年以上のお客様支援経験
  • 200件以上の移行プロジェクト実績
  • 包括的なコンサルティング機能
  • グローバルに展開が可能なプロジェクトチームと実績
  • 確立された検証方法と作業プロセス
  • 継続的に開発・改善を重ねてきた自社ツール
  • (2)メインフレームエンジニアの充実

    2023年時点で、FPTは1500名のメインフレームエンジニアを擁しており、2024年および2025年にはそれぞれ1000人ずつ増員する計画です。これは、日本市場におけるメインフレームエンジニアの不足に対応するためです。

     

    4.FPTのレガシーモダナイゼーションサービスのスコープ

    FPTのレガシーモダナイゼーションサービスは、以下の4つの領域で提供されています。


    (1)レガシーマイグレーション

    COBOLからJava、PL/1からCOBOL、RPGからJavaへの変換など

    (2)データベースのマイグレーション

    メインフレームのDB2からPostgreSQLやMySQLへの移行

    (3)オープンソースのマイグレーション

    JavaやFrameworkのバージョンアップ、StrutsからSpringへの移行など

    (4)グループウェアのモダナイゼーション

    Lotus Notesなどのレガシーグループウェアの最新技術への変換

     

    5.レガシーモダナイゼーションにおけるコンサルティングサービス

    FPTのコンサルティングサービスは、以下の3つのフェーズで構成されています。

    (1)現行システムの棚卸しと整理

    稼働しているプログラムやデータベース、技術の可視化

    (2)アセスメント

    ビジネスと技術を分析し、最適な移行方式を決定

    (3)ソリューションと計画の実施

    移行方式ごとに計画を立案し、実行可能なマイグレーション計画を策定。

     

    6.人材不足への対応

    お客様からの相談には、システムのみでなく人材に関するものも増えています。
    FPTでは、以下の方法でサポートしています。


    (1)人材トランスフォーメーション

    現在のお客様の社員の状況などを調査したうえで、人材のリスキル計画を立案

    (2)ラボ型体制の構築

    脱ホスト(レガシーマイグレーション)に加え「現行システム・新システムの保守」を実施するためのラボ型体制を構築

    (3)新技術の適用・DXの推進

    新技術の適用範囲を定義・運用し、DX推進を同時に実施


    FPTは、システムと人材の両面からのトータルサポートを提供することで、レガシーマイグレーションの成功を支援します。