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本動画では、FPTジャパンホールディングスの亀山より、旺盛な需要を踏まえ、FPTが注力しているレガシーモダナイゼーションサービスにおいて積み重ねてきた実績、リソースやサービススコープ等をご紹介します。
プレゼンテーションの概要
- ・自己紹介
- ・レガシーマイグレーションに関するFPTの取り組みと背景
- ・レガシーモダナイゼーションサービスにおけるFPTの経験
- ・レガシーモダナイゼーションサービスにおけるFPTのリソース計画
- ・レガシーモダナイゼーションサービスのスコープ
- ・レガシーモダナイゼーションサービス展開プロセス
- ・人材不足への対応
- ・人材不足への対応 ー全体ロードマップー
1.モダナイゼーション需要の拡大
近年、レガシーシステムのモダナイゼーションへの関心が高まっています。2022年には、FPTに約40件の問い合わせが寄せられ、特に富士通のメインフレームに関する相談が多くありました。しかし、2023年には、その数が数倍に増加し、急速に拡大する需要に対応するため、FPTはレガシーモダナイゼーションの専門組織を設立しました。
2.レガシーマイグレーション専門組織の取り組み
専門組織では、以下の3つの主要な活動を行っています。
(1)メインフレームの技術者集約と知識管理
CoE(Center of Excellence)チームを設立し、メインフレームの技術者を集め、ナレッジプールを通じて情報を一元管理しています。
(2)自社ツールの拡充
FPTは、既存の分析ツール、変換ツール、テストツール、リバースエンジニアリングツールを更に強化し、多様化するニーズに対応しています。
(3)アライアンスの強化
グローバルに優れたツールを持つ企業と提携し、メインフレームの人材を確保するためのパートナーシップを強化しています。

3.FPTのレガシーモダナイゼーションサービスの特徴
(1)マイグレーションの豊富な経験
(2)メインフレームエンジニアの充実
2023年時点で、FPTは1500名のメインフレームエンジニアを擁しており、2024年および2025年にはそれぞれ1000人ずつ増員する計画です。これは、日本市場におけるメインフレームエンジニアの不足に対応するためです。

4.FPTのレガシーモダナイゼーションサービスのスコープ
FPTのレガシーモダナイゼーションサービスは、以下の4つの領域で提供されています。
(1)レガシーマイグレーション
COBOLからJava、PL/1からCOBOL、RPGからJavaへの変換など
(2)データベースのマイグレーション
メインフレームのDB2からPostgreSQLやMySQLへの移行
(3)オープンソースのマイグレーション
JavaやFrameworkのバージョンアップ、StrutsからSpringへの移行など
(4)グループウェアのモダナイゼーション
Lotus Notesなどのレガシーグループウェアの最新技術への変換

5.レガシーモダナイゼーションにおけるコンサルティングサービス
FPTのコンサルティングサービスは、以下の3つのフェーズで構成されています。
(1)現行システムの棚卸しと整理
稼働しているプログラムやデータベース、技術の可視化
(2)アセスメント
ビジネスと技術を分析し、最適な移行方式を決定
(3)ソリューションと計画の実施
移行方式ごとに計画を立案し、実行可能なマイグレーション計画を策定。

6.人材不足への対応
お客様からの相談には、システムのみでなく人材に関するものも増えています。
FPTでは、以下の方法でサポートしています。
(1)人材トランスフォーメーション
現在のお客様の社員の状況などを調査したうえで、人材のリスキル計画を立案
(2)ラボ型体制の構築
脱ホスト(レガシーマイグレーション)に加え「現行システム・新システムの保守」を実施するためのラボ型体制を構築
(3)新技術の適用・DXの推進
新技術の適用範囲を定義・運用し、DX推進を同時に実施
FPTは、システムと人材の両面からのトータルサポートを提供することで、レガシーマイグレーションの成功を支援します。