ドイツベルリン、2017年7月6日

FPTコーポレーション(本社:ベトナムハノイ、以下「FPT」)とシーメンスAG(以下「シーメンス」)は、基本合意書を締結し、両社がさまざまな規模のグローバル顧客向けに、シーメンスのクラウドベースのオープンIoTオペレーティングシステムであるMindSphereの活用と実装で協力することを発表しました。

MindSphereは、クラウドプラットフォーム「SAP HANA」で動作し、近い将来AWSやAzureなど他のインフラストラクチャにも拡大される見込みです。MindSphereは、機械製造業者およびプラント建設業者などインダストリアル企業の予測保守やデジタルツインの活用による製品と製造プロセスの最適化などデジタルサービスの基盤となるオペレーティングシステムとして設計されています。

FPTのIoT専門知識は、スタートアップからフォーチュン500の掲載企業まで多くのお客様からのご信頼を得ており、コスト削減と一貫した生産性を確保しながら、ビジネスのデジタル変換を実現することをサポートしています。

基本合意書の枠内で、FPTとシーメンスは、リソース開発と共通サービスの提供において協力し、アジア太平洋地域(日本、シンガポール、ベトナム、マレーシア、韓国、オーストラリア)、ヨーロッパなど両社の存在感が高い地域でビジネスのデジタルトランスフォーメーションのグローバル展開を推進していきます。今回の連携により、両社はIoTプラットフォームで多面的に協力し、FPT MindSphereはコンサルティング、アプリケーション開発、システムインテグレーション、テクノロジ開発、コネクティビティ開発など多数のカテゴリーに対応できるようになります。

FPTソフトウェアの代表取締役社長ホアン・ヴィエト・アインは、次のようにコメントしました。

「第4次産業革命の時代において、企業はデジタル中心の企業に変身しなければなりません。MindSphereのインダストリアルとマニュファクチャリングのグローバルなマーケットリーダーであるシーメンスとのパートナーシップは、ビジネスのデジタル変換を推進するためのFPTのコミットメントを示すものです。IoTの相互作用と経験を単純化するためのMindSphereのビジョンとFPTの様々な業界から得たIoT実績を組み合わせることにより、無限の魅力的なデジタルイノベーションへの扉を開くことができます。」

シーメンスAGのデジタルファクトリー部門のCEO Jan Mrosik氏は、「FPTとのパートナーシップを通じて、当社はIoTオペレーティングシステムMindSphereを取り巻くエコシステムをさらに拡大し、すべての業界でデジタル変換を実現していきます。FPTは分析、クラウド技術、エンジニアリングサービスやアプリケーション開発に関する深い知識があり、これらで当社とお客様を貴重なパートナーにします。」と述べました。

 シーメンスについて

シーメンスAG(ベルリンとミュンヘン)は、165年以上の間、エンジニアリングのエクセレンス、イノベーション、品質、信頼性、国際性を誇っているグローバルテクノロジーグループです。同社は電化、自動化、デジタル化の分野に焦点を当て、200カ国以上で事業を展開しています。

エネルギー効率の高い省資源技術の世界最大の生産者の1つであるシーメンスは、効率的な発電および送電ソリューションのリーディングサプライヤであり、業界向けのインフラストラクチャソリューションや、オートメーション、ドライブおよびソフトウェアソリューションのパイオニアです。さらに、同社はコンピュータ断層撮影や磁気共鳴イメージングシステムなどの医療用画像機器のリーディングプロバイダーであり、体外診断薬・機器サービスのリーダーです。2016年9月30日時点、2016年度シーメンスの収益は796億ユーロ、純利益は56億ユーロです。2016年9月末現在、同社は世界中で約351,000人の従業員を抱えます。

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www.siemens.com