ベトナム情報通信省のグエン・タイン・フン副大臣、FPTコーポレーション会長チュオン・ザー・ビン氏らは、11月14日、福島市役所で、東日本大震災の被災地支援に向け安斎睦男副市長と意見交換しました。

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会議で発表する福島市の安斎副市長

安斎副市長は、「東日本大震災の後、福島産の農作物は安全ではないという風評にさらされており、市内の農業復興に悪影響を与えています。」と述べました。また、「今後は企業との交流・協力関係を促し、築きたい」とも語りました。

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福島産の食材を使ったランチを食するグエン・タイン・フン副大臣及び会長のビン

グエン・チュオン・ソン副大臣は、「被災地の現状を知ることができました。帰国後は現状を伝え、風評の払拭に協力したいと思っております。」、FPTコーポレーション会長のビン氏は、「ベトナムから復興を願うだけでなく力を貸したいと思っております。これは、FPTと日立ソリューションズの間で、福島の市民が困難を克服する活動を支援するための第一歩です。福島市の一日も早い復興をお祈りいたします。」と述べました。

Mr Binh in Fukushima福島市にベトナムのドン・ソン銅鼓模型を贈呈する会長ビン

今回の訪問は、FPT社のパートナーである日立ソリューションズの佐久間嘉一郎社長(金山町出身)が仲介しました。一行は同日、相馬市など沿岸部も視察しました。

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市民の商いの支援を兼ねてお土産を購入する会長ビン