2020年6月12日、FPTソフトウェアはベトナム中部のタムキーに新しい拠点を開設しました。これはベトナムにおけるFPTソフトウェア6番目の拠点であり、ベトナムが全国的な新型コロナウイルス(COVID-19)感染対策におけるソーシャルディスタンス施策を解除してからわずか2か月後のことになります。

ベトナム中部の沿岸都市の中心部に位置するこの新しいタムキー支社は、およそ200名のソフトウェアエンジニアを収容でき、海外の顧客の厳しい要求を満たすハイテク設備を備えています。

2020年、FPTソフトウェアのタムキー拠点では、データ処理、デジタル設計ソリューション、マネージドサービスから自動コールセンターまで、日本のお客様にオフショアデジタルプロセッシングサービスを提供することに焦点を当てています。

FPTソフトウェアの上席役員ドー・バン・カック(Do Van Khac)によると、デジタルプロセッシングサービスは新たな成長の柱になり、「新型コロナウイルス(COVID-19)により、高品質でコスト効率の高い24時間365日の運用に対する需要が高まっています。弊社はこの素晴らしい機会をつかむ必要があります。タムキーは戦略的な場所であり、既に海外からいくつかの投資による工場や加工および輸出地域の本拠地としてだけでなく、高スキルで学習に熱心な地元のIT技術者もいます。次の3年間で、FPTソフトウェアはこの拠点をさらに開発し、弊社の5つの主要なデジタルプロセッシングサービスセンターの1つになることを目指します。」

 

タムキー拠点開所式

 

拠点の開所式にてカックは、ベトナム全土にスマートシティ、大学、研究およびトレーニングセンターなどを含む技術と教育のセンターを構築したいという目標を再確認したと述べました。

新型コロナウイルス(COVID-19)後、ベトナムの経済は徐々に回復し、企業は事業を再開し始め、FPTソフトウェアの地域開発も始まっています。先日、FPTソフトウェアが開催したウェビナーにおいて、FPTコーポレーション会長チュオン・ザー・ビン(Truong Gia Binh)は、今回の危機は、企業が事業戦略について再考する絶好の機会であると述べています。また、ビンは、この機会をつかみ、ベトナムがデジタルプロセッシングサービス、ソフトウェア開発、マネージドサービスなどのITアウトソーシングサービスにおける、次の主要な地域になることを提案しています。

ビンは、技術者90万人以上のダイナミックなICT労働力、柔軟で有利な政府政策、好ましいビジネス環境など、ITアウトソーシングを実現するためのベトナムのメリットに言及し、次のようにセミナーを締めくくりました。「アウトソーシング先と言えば、以前はインドと中国しかありませんでした。しかし今では、ベトナムが新しい選択肢として浮上しています。」