FPTコーポレーションは、ベトナム政府が新型コロナウイルス(COVID-19)を全国的な流行として宣言し、ソーシャルディスタンスの実施要請から1週間後の4月上旬に、初のバーチャル年株主総会を実施しました。
この株主総会には、Cisco WebexおよびFPT Pay TVプラットフォームが使用し、 出席者の識別にはAIを採用、ネットワークセキュリティ保護などのITインフラをアップグレードするための取り組みを行いました。
FPTコーポレーションはベトナムのトップ30の優良企業の中でバーチャル株主総会を実施した初の企業です。バーチャル株主総会を実施するためには、さまざまな形式で株主の投票権を確保することなどの証券委員会からの厳しい要件を満たす必要がありました。
株主総会がオンラインで開催し、株主の健康を確保
議題の主要なトピックには、業績、配当金の支払いおよび3年間の事業戦略が含まれていました。 昨年2019年の収益は前年比で17%増加し、その3分の1はデジタル変革サービスによるものでした。
デジタル変革は、今後3年間、FPTコーポレーションのビジネス戦略の中核となる予定です。FPTコーポレーションは、2030年までにグローバルトップ50のITカンパニーおよびデジタル変革サービスプロバイダーになることを目指しています。
FPTコーポレーション CEOの Nguyen Van Khoa(グエン・ヴァン・コア)は、このバーチャルでの株主総会に対し、「この新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行の中、ベトナム政府要請のソーシャルディスタンスを維持しながら、株主と効果的かつ安全にコミュニケーションするための最良のソリューションです。」と語っています。また、 「これは激動するビジネス環境に適応するための継続的な取り組みの一部です。新型コロナウイルス(COVID-19)は長期にわたる戦いであり、FPTはリモートワークに移行し、内部でデジタル変革を加速しています。」と付け加えました。
ビデオ会議を介し質問を行う様子
アンケートによると株主総会参加者の98%が、ビデオ会議におけるユーザーフレンドリーなインターフェースと高品質のネットワーク接続について高く評価しました。
FPTコーポレーションの株主でありDragon CapitalのディレクターであるVu Huu Dien(ヴ・フゥ・ディエン)氏によると、FPTバーチャル株主総会は、今後数百および数千のイベントの基準になったとし、「私たちはパンデミックが終わるまで待つ必要はありません。むしろ、このようなデジタルイベントをホストし、デジタルテクノロジーを活用していくべきでしょう。」
新型コロナウイルス(COVID-19)に対応し、FPTは迅速な措置を講じて業務の方向を変え、ビジネスチャンスをグローバルに追求しています。
現在、FPTはベトナムの情報通信省と協力して、AIを利用したウェブサイトアプリケーションである新型コロナウイルス感染対策アプリを開発し、感染リスクの流行と在宅評価に関するリアルタイムのデータを提供しています。また、FPTは自社開発のRPAツールであるakaBot®も提供しており、企業は労働力への依存を減らし、生産性を高め、コストを最適化できます。
FPTの新型コロナウイルス(COVID-19)に対する取り組みはこちらのページよりご確認ください。