2014年11月9日、FPTジャパン設立9周年記念式典が開催され、FPTコーポレーションが1万人のブリッジSEを養成すること、そして、日本市場においてクラウドサービスを提供することという2つの戦略を発表しました。

式典には、日本企業21社の幹部とFPTコーポレーション会長チュオン・ザー・ビン、FPTソフトウェア会長ホアン・ナム・ティエン、FPTオンライン会長タン・ドゥック・タン、FPTソフトウェア社長グエン・タイン・ラム、FPTインフォメーションシステム社長ファム・ミン・トゥアン、FPTジャパン社長チャン・スアン・コイ、FPTジャパン社員が出席しました。

FPTは、同社やベトナムのIT企業が日本からのITアウトソーシングを受託するに足りうる力を持ち、日本企業が若いエンジニアを使えるよう、これから2018年までに、日本市場において1万人のブリッジSEを養成することを目標にしています。この計画は、FPTソフトウェアが何年もの間展開してきたブリッジSE養成の成功実績に基づき、立てられています。計画では、約5千人のエンジニアを日本に留学させ、その他のエンジニアは、ベトナムにおいてFPT大学のエンジニア養成コースやFPTソフトウェアのブリッジSE養成コースで養成します。

現在FPTは、日本のメロス言語学院と協力し、2015年4月から50人のエンジニアがコース受講を開始できるよう、準備を進めています。続いて2015年7月、11月には500人のエンジニアがコースの受講を開始します。

クラウドコンピューティングをベースとした日本市場へのサービス提供計画では、クラウドへの移行過程、または、移行準備中の日本のお客様向けの同サービスにおけるトップ企業となることを目標としています。

ここ5年のクラウド関連プロジェクトの実績を通し、FPTは企業のクラウド移行の過程で起こりうる課題についてよく理解しています。そして、その理解を基に、企業のクラウド移行の全過程を網羅するサービスのシステムを構築し、それらの課題解決を支援してきました。

式典では、日本市場で初めてFPTが開発したツール群、Citus Cloud Suite 1.0が発表されました。本バージョンのツール群は、クラウド移行において重要な以下の3過程において、お客様をサポートする7つの機能を持っています。

(1) クラウド移行計画立案、迅速かつ正確なプラットフォーム決定、リソース・予算の有効活用管理
(2) 迅速で効率よく、容量が大きく複雑な全システム、アプリケーション、リソース移行の展開
(3) クラウド上のシステムの安全性、パフォーマンス保証

FPTは、日本でもクラウド技術をベースとしたサービスやソリューションを提供するプロジェクトを実施し、企業の生産や経営効率向上を支援してきました。例えば、スマートTVアプリケーション開発、Microsoft Sharepoint Online、Amazon Web Servicesへの移行、アプリケーションのソフトウェアサービスへの移行(SaaS=Software as a service)などを日本の大手企業向けに展開してきました。

FPTコーポレーション会長チュオン・ザー・ビンは、「コスト競争力だけでなく、質の高い人材、先進の技術能力など、より高い価値をお客様にもたらすべく、より力を尽くしています。FPTは、これまでも、これからも特にクラウドなどの最新技術に精通した人材の育成、そして、Amazon Web ServicesやMicrosoftなどパートナーとの協力に力を入れていきます。」

FPTのグローバル戦略において、日本は常に最重要のマーケットであり、私どもに安定した成長をもたらしています。現在、FPTジャパンは3拠点に300人の社員を擁し、日本の大手企業数百社と取引を行っています。

2014年はじめから9ヶ月では、日本市場における業務量は昨年同時期の21%増、売上は9250億ドン(4400万ドル相当)でした。