3月30日ハノイで、ベトナム国家スタートアップイニシアチブワークショップが開催されました。ワークショップには、科学技術省、教育訓練省、ベトナムソフトウェア協会、及び投資ファンド、企業、団体、教育機関などのベトナムのスタートアップ・エコシステムにおける重要な企業からの約50人の代表者などが出席しました。
プログラムの枠組みの中で、FPTとドラゴンキャピタルグループは、ベトナムの革新的なスタートアップアクセラレータ(VIISA)の設立に関する協力協定を締結しました。
VIISAは、FPTとドラゴンキャピタルグループが発起人となり、多くの大企業や投資ファンドが参加するオープンエンド型ファンドです。
ファンドは、情報技術、モバイル、インターネットおよび金融の分野において、ベトナムのスタートアップグループを教育、投資、サポートすることを目指しています。
VIISAの最初のスタートアップアクセラレータのトレーニングコースは、2016年第2四半期に正式に開設する予定です。
FPTは、ベトナムのスタートアップを加速するためにドラゴンキャピタルグループとの協力協定に署名しました。
VIISAは、科学技術省が始めたベトナムのスタートアップ・エコシステムを構築するための国家プログラムに応えて設立されたもので、2020年までにベトナムのテクノロジー企業を5,000社にするという目標に貢献するため、新しいスタートアップ・エコシステムを構築します。
発起人は、VIISAがベトナムのスタートアップと世界中の企業や投資家とを結びつける拠点になるよう最善をつくすことを確認しました。
現在、FPTとドラゴンキャピタルグループはVIISAを構築し発展させるために、ベトナムトップ500の企業だけでなく、世界的な資金とスタートアップ・インキュベータの中でより多くの参加を募っています。
ドラゴンキャピタルグループの代表取締役会長で、OBEのドミニク・スクリヴン氏は次のように述べています。「我々は、情報技術とモバイル革命を信じています。 次の10年における経済の成長エンジンが、我々が今日見ている革新的なスタートアップに密接に関係しているだろうと思います。このプログラムの作業を開始することにより、我々はベトナムの商業化と革新的な技術の応用を加速したいと考えています。」
VIISAの設立を宣言した後、発起人らは、ベトナム国立科学技術大学、ハノイ工科大学、FPT大学とハノイ・アムステルダム高校などの大学や高等学校でのスタートアップ活動の開発に関する合意の覚書を締結しました。
2015年初頭、FPTは、ベトナムのテクノロジースタートアップが新たな高みに到達する機会を提供するためFPTベンチャーを設立しました。
これまでのところ、FPTベンチャーは、社内外のスタートアップに、100万ドル以上を投資しています。
例としては、エシェロンによってアジアのトップ10の中で最も有望なハイテクスタートアップと命名されたCyRadar、ベトナムで最初のリアルタイム入札広告交換ポータルであるANTS、そしてSXSWedu Launchスタートアップコンペティションの勝者であるELSAなどです。