FPTは1月14日から16日まで東京ビッグサイトにて開催された「第7回 国際カーエルクトロニクス技術展(カーエレJAPAN)」に出展した。AUTOSAR、RTOS、テストといった技術を中心としたアウトソーシング・サービスを紹介し、開発事例のデモの展示も行なった。
デモ1:「MirrorLink ソリューション」の大きな特色は、画面遷移のレイテンシを150ミニ秒以下まで短縮したハイパフォーマンスである。また、接続するデバイスについては世界の主要なスマートフォンに対応している。当社はカーナビ等の製品にMirrorLink 機能を開発する要求があるお客様に対し、OSポーティングからデバイスドライバ・ミドルウェア、そしてアプリケーションまでをワンストップ開発するサービスを提供している。
デモ2:「Linux速度起動ソリューション」では、FPTの研究開発したブートローダの最適化、Linuxカーネル最適化、及びソースコード最適化に関する技術を展示した。実際のHW上で、3秒内車メータのデモアプリケーションが起動することを確認できる。年内までに、起動時間1.5秒とさらに短縮できるよう研究を続けている。
デモ3:「検証代行サービス」では、組み込みシステム開発向けのカバレッジ試験サービスについて、FPTが開発したテストケースレビュー支援ツールを提示した。3年間で約300のカバレッジ試験プロジェクトを行なった経験とノウハウを活かし、FPTでは様々な支援ツールを開発した。そのツール群により、テストデータの入力などの作業を最大限で自動化することができ、生産性アップ及び品質確保が可能となる。
デモ4:「車載ネットワークのソリューション」では、車体前後のライト、左右ドア、及びドアの窓リフトシステム状況をLCD画面にリアルタイムに表示し、またタッチ・スクリーンのGUIを用いて操作すれば、システム全体を制御できることを提示した。特色は、8ビットMCU、16ビットMCUの両方に対応するCANドライバ及びLINドライバを動作できることである。また、そのCANドライバとLINドライバは共にAUTOSARに対応可能である。