東南アジア最大手ICT企業FPTソフトウェアは、ハノイの東20kmに位置するエコ都市Ecopark において、自動運転車の公開デモンストレーションを行いました。

今回の自動運転デモンストレーションでは、FPTソフトウェアの最新の自動運転技術でアップグレードされたヤマハの電気ゴルフカーが人間の関与なしで、Ecoparkの周り全長4キロを走行しました。 このルートには、車両にやや困難な環境を与えるために、5つのバス停と交差点が設置されています。

 

 

ユーザーがモバイルアプリを介して自動運転を登録すると、車両は自動的に最適なルートを計算し、時系列順に、乗客に優先順位をつけます。 また、運行ルートにある障害物や車両を検知、回避することが可能であり、今回100%の精度で乗客を乗せ、降車させることができました。 乗客がいなくなると、車両は出発点に戻り、自動駐車機能を使って単独で駐車を行いました。

FPTソフトウェア会長 ホアン・ナム・ティエンは、次のように述べます。「成功に終わったこのデモンストレーションは、都市部、空港、高級リゾートなどの間で移動手段を変える可能性と自動運転車両を現実にするための主要なマイルストーンです。FPTソフトウェアは、東南アジア初の自動運転技術を推進する企業の一つであることを誇りに思います。」

 

 

またイベントでは、2019年11月21日にベトナムで開催されるFPTの技術イベントであるFPT Tech Dayでの高度自動運転体験に、一般参加者を招待する予定とし、「ベトナムではじめて開発された、自動運転技術を統合した車両は、FPT Tech Day 2019で、お客様を運ぶ車になるでしょう。」と、ホアン・ナム・ティエンは発表しました。

「デモンストレーションが成功しているのを目の当たりにし、私たちは喜んでいます。 今後、Ecoparkでは、住民により良い生活を提供するために、真剣に自動運転技術の採用を検討します。」とEcopark副局長のグエン・ドゥン・ミン氏は述べています。

また、「私たちは、デジタル テクノロジーの力を活用して、世界クラスのスマートシティーになることを目指しています。 Ecoparkの住民は、最新テクノロジーの進歩、近代的な設備、高品質の管理サービスだけでなく、効果的にリソースを使用するソリューションを最初に体験することになるでしょう。」と付け加えました。

 

 

FPTソフトウェアは、人工知能、データ分析、IoV、クラウドコンピューティング、画像処理などの詳細な研究と能力に基づいて、2017年10月に最初の自動運転車を発表しました。地元のハイテクゾーンや同社のキャンパス内で、4人乗り車両や電気ゴルフカーの自動運転テストに成功をしています。

FPTソフトウェアは、オンボード診断(OBD)、OTA(Over-the-Air)ソフトウェアアップデート、輸送最適化などの、高度な機能を備えた自動モビリティソリューションも開発しています。 これらのソリューションにより、同社はデジタル変革のパイオニアとしての地位を強化し、10年以内に世界をリードするデジタル変革サービスプロバイダーになることを目指しています。

 

 

Ecoparkについて

Ecoparkは、ベトナム北部にあり、何百万もの木々が茂る最大のエコロジカル都市圏です。 ハノイの南東に位置し、面積は500ヘクタールです。16年間の建設と開発を経て、Ecoparkは「グリーンシティ」として知られており、幅広い住宅用品や施設を提供しています。Ecoparkは持続可能なグリーン建築のパイオニアとなり、多くの名誉ある国際賞を受賞しています。また将来的には、15万人以上の住民の、住宅ニーズを満たすであろうと期待されています。Ecoparkを緑豊かな都市から、スマートでモダンな緑の都市へとアップグレードするというビジョンのもと、開発者は、効率的なエネルギーソリューションと最新技術を開発するために、多くの努力を費やしてきました。クリーンで環境に優しい燃料を使用した自動運転車両は、2019年のEcoparkの目標の1つです。

以下サイトもご覧ください。

http:/www.ecopark.com.vn