FPTコーポレーション会長 チュオン・ザー・ビンは、新型コロナウイルスによる孤児1000人の教育と生活を支援する学校を設立することを決定しました。FPTは、これらの子どもたちに対して、今後20年間教育と生活を支援することを約束します。

FPTは、生活支援および小中高のFPTスクール、FPTユニバーシティ、職業短大であるFPTポリテクニックなど高等教育の支援も行います。これらの教育は、テクノロジー、マルチメディアデザイン、サイエンスなどさまざまな分野にわたります。20年にわたり実施するこの取り組みは、年間350万米ドル以上の価値があります。

生活と教育の支援は、商業施設や国際病院、普通教育・高等教育の教育施設などモダンなインフラを備えたスマートシティであるFPTシティ ダナンで実施します。

 

FPTシティ ダナンにあるFPTスクールは、学生に魅力的な学習と生活の環境を提供することが期待されています。

 

チュオン・ザー・ビンは、次のように述べます。

「新型コロナの感染拡大の波で国がさまざまな混乱にさらされています。そして、何より心が痛むのは、多くの子どもたちが保護者を失ったということです。ベトナムの大企業の一社として、彼らを支援しなければならないと認識しています。FPTは子どもたちを受け入れ、彼らがこの困難な状況を乗り越え、社会に役立つ大人へと成長するよう手助けしたいと思います。

戦時中に生まれた者として、厳しい時代が、強く自立した人間を育てると考えています。私は両親がそばにいない環境で育ちましたが、素晴らしい友人たちに恵まれました。だからこそ、子どもたちが一緒に学び、成長できる環境を作りたいと思っています。私自身も、メンター、そして友人として、この学校で子供たちと間違いなく多くの時間を過ごしていくことでしょう。

過去33年間を振り返ると、FPTは多くの夢や信念を実現してきました。ベトナムがまだ禁輸措置を受けていた1991年には、基となるITの教科書がなかったため、優れたベトナムのITチームを作り上げることを夢見て独自のトレーニングセンターを開設し、独自の教科書を作成しました。1999年には、私たちはソフトウェアを輸出できるようになることを目標とし、わずか10年の間にベトナムでナンバーワンのソフトウェア輸出企業にまでなりました。2006年には、独自の教育モデルを確立すると考えていましたが、現在では9万人の学生がFPT大学などで学んでいます。

私はビジネスマンになる前は科学者でした。そのため、私は教育の力を強く信じています。」

 

FPTコーポレーション会長のチュオン・ザー・ビン(Truong Gia Binh)

 

長年にわたり、ITや通信に加えて、教育は、FPTの最優先事業の1つです。1999年に設立されたFPT Educationは、ベトナムの6つの市と省にキャンパスを構え、9万人のベトナム人と海外学生の教育ハブになりました。

新型コロナウイルス感染症の流行当初から、ベトナムの大手ITグループであるFPTは、通常の業務を維持しながら、従業員やパートナーの健康を守るために迅速な行動をとってきました。ベトナムにおける最近のパンデミックの波に対応して、FPTは直近では、いくつかの野戦病院にテクノロジー機器や設備を支援しています。