近年ローコードでのアプリケーション開発が注目されています。ローコードでのアプリケーション開発を行う目的は、アプリケーションの作成を高速化し、製品化までの時間を短縮することです。ローコードアプリケーション開発は、今後世界全体における主な開発手法の一つになると考えられており、マイグレーションなどにも適していると言われています。
今回の記事では、ローコード開発プラットフォーム“OutSystems”がNotesマイグレーションに最適な理由をご紹介させていただきます。
- Lotus Notes/Dominoとは?
Lotus Notes/Domino とは、IBM社によって開発され1989年に登場した、組織内の円滑な情報共有やコミュニケーションを実現するグループウェアです。2018年にインドの大手IT企業であるHCLテクノロジーズ社により買収されましたが、リリースから約30年が経ち、2020年現在では数多くの課題を抱えています。そのため、10年程前からNotesから他のグループウェアへの移行が進んでいます。
- Notesマイグレーションにおける課題
Notesマイグレーションを実行する際にはさまざまな課題があり、課題解決として新たなプラットフォームを活用することが重要です。具体的に以下の4点の課題があると考えております。
- マイグレーション先のプラットフォームがNotesの持つ全ての要件を満たしていない
- パフォーマンスが低いプラットフォームでは、新たなワークフローを使用する必要があり、ライセンスコストが高額となる
- マイグレーション先のプラットフォームによっては大きなカスタマイズが必要となり、安定性を欠く
- 開発期間が長期化することにより、開発コストが増え、ビジネスに大きな影響を及ぼす
- Notesマイグレーションに最適なプラットフォーム
Notesマイグレーションを検討する際には、主に以下の3種類のプラットフォームが選択候補として挙げられます。
- フルマネージド(PaaS):スクラッチ開発
- ローコード(aPaaS):ローコードプラットフォーム
- 業界特化型(SaaS):ソフトウェアパッケージサービス
但し、プラットフォームごとにメリット・デメリットがあるため、事前にアセスメントを実施し、最適なプラットフォームを選択する必要があります。
- なぜローコードプラットフォーム”OutSystems”が最適なのか?
OutSystemsは、クラウド、オンプレミス、またはハイブリッドなど環境を問わない、モバイルおよびウェブエンタープライズアプリケーション開発用のローコードプラットフォームです。Notesマイグレーションの際に生じる課題に関し、ほぼ全てを解決することができます。他のプラットフォームと比較した際の特長として、主に以下の3点が挙げられます。
- 生産性が高い: スピーディなデプロイにより、開発と保守のコストを30~50%削減
- カバー範囲が広い: Notesアプリケーションの全ての要件を満たすことができる
- ざまざまなシステムと連携可: 業界標準プロトコルやサードパーティのシステムとの連携が容易
- レガシーマイグレーションにローコードが適している理由
経済産業省が公開したレポート「2025年の崖」において、日本のレガシーマイグレーションを加速させるキーワードとして「デジタル変革(DX)」が掲げられています。アプリケーションの迅速な展開を重視することにより、市場に展開するまでの時間を短縮し、ビジネスのROI(投資利益率)の向上を実現させるソリューションとして、ローコードプラットフォームは大きく期待されています。
弊社FPTジャパンホールディングスでは、2005年5月22日(金)にOutSystems様と共催で、「ロータスノーツからの脱却~OutSystemsだからできる理想のマイグレーションとは」と題して、本テーマをより掘り下げてご紹介させていただくWebセミナー(Webinar)を開催する予定です。
参加費無料、場所も問わないセミナーですので、ご興味のある方は、是非お気軽にご参加ください。
セミナーお申し込みページはこちら
https://fptsoftware.jp/newsroom/event-calendar
また、今後の本ブログにおいても、今回掲げたポイントの更なる詳細や新たなトピックについても随時公開して参りますので、是非、ご覧になってください!